●加工食品・スナック菓子を食べると栄養素が減る!
「野菜が摂れないときは、野菜100%なんて書かれているジュースを飲んで、野菜を摂った気になっていたからな」
「料理をつくっている時間がないときは、どうしても加工食品に頼らざるを得ない。カップラーメンは1週間に2,3個は食べてしまう。。。」
「ポテトチップスは食べ出すと止まらない。あっという間に1袋カラにしてしまうこともあるし。。。。」
現代人の食生活はいかにも”お手軽”になってしまったということだろう。健康を気遣って野菜ジュースを飲み、空腹を満たすために加工食品を摂る。食べる必要など本来はないのだが、おいしいおやつはやめられない。しかし、そうした何気ない”食”のあり方が、失ってはいけない必要な栄養素の消費につながっているのだ。
加工食品やスナック菓子の問題点は、ひじょうに糖質の割合が多いことだ。糖質の摂取が多くなると、人間の身体はインスリンというホルモンをせっせと出して血糖値を安定させようとする。このときに使われてしまう栄養素が、先ほどお話しした亜鉛だ。亜鉛欠乏は、たんに亜鉛が足りないだけでなく、食べたものによって亜鉛が目減りしてしまうことにも原因があるのだ。
同様に、ビタミンB群も、加工食品やスナック菓子を食べることによって、必要以上に消費されてしまう。
スナック菓子などにとくに多く含まれている食品添加物のリン酸も見逃せない。リン酸にはミネラル類の吸収を阻害する働きがある。せっかく栄養を摂っても吸収されないということが、加工食品やスナック菓子を食べ続けることによって起こってくるということだ。
(「うつ」は食べ物が原因だった!)
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