糖質の害はだいぶ知れ渡っていますが、おかまいなく?知らぬか?食べていて調子が悪くなると薬を飲むといった流れの人も多いですね。糖質摂っていて「薬は悪いから飲まない」と言われてもな~
「脳はバカ、腸はかしこい」から引用
皆さんは「フレンチパラドックス」という言葉をご存知ですか。「フランス人はドイツ人やイギリス人と同じような食生活をしているのに、脳梗塞や心筋梗塞になりにくい」というものです。フランス人は毎日、赤ワインを飲んでいるからで、赤ワインに含まれるブドウの赤い色素・ポリフェノールが活性酸素を消し、脳梗塞などの病気の発生を抑えていたのです。またフランス料理は日本食より活性酸素を生む糖質が少ないのです。
アルツハイマー病になったネズミの脳を調べてみると、脳の海馬に多量の活性酸素が付着しているのが認められました。そのネズミに活性酸素を消す水素水を飲ませると、アルツハイマー病が治ったという実験結果が最近、発表されました。
糖質を食べすぎると、活性酸素が多く発生して脳の機能も悪くなるのです。現に、私の知人で糖質制限を行った人の多くが、気分がよくなり、うつ気分もなくなったと言っています。すぐキレる若者を調べてみると、砂糖などの糖質を多く摂っている人が多いという事実もあります。
糖尿病になって血糖が高い状態が続くとミトコンドリアエンジンがますます不調となり、身体のあらゆる組織に「糖化」が起こるだけでなく、活性酸素が脳組織を傷害し、「うつ状態」にするというわけです。
文献を調べると、糖尿病になるとうつ状態になる頻度が高まるという報告が多く見られます。ある調査によると、糖尿病患者の30%がうつ状態になり、13%が不安障害になり、11%がうつ病と診断され、5.7%が抗うつ剤を服用しているということです。
炭水化物が主成分である食品は安価で、結構おいしく、街にあふれており、私たちはつい手を出してしまいます。特に疲れたときなどは、脳は「甘いものを食べなさい」と指令を出します。腸は「それはイケないことだ」と知っていながら、脳の指令にしぶしぶ応じ、その結果、脳自体が損傷されるということなのです。
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