レース前は現地に前泊

社会人の方は、マラソン大会の前日に現地で宿泊するのは難しいかもしれません。
前日に宿泊すると何故有利なのか知っておくのも良いですね。

●レース前は現地に前泊する


早朝に出発すれば自宅から到着できる場所でも、スタート地点にできるだけ近いホテルなどに前泊することをぼくは勧めています。


前泊すると当日、時間的に余裕を持って行動できますし、ゆっくり眠って疲労回復が促せるからです。


前日のメリットはそれだけではありません。レース前に脚に疲労をためないという見逃せない利点があるのです。


脚部の疲労度合いは、移動距離だけでなく、時間に大きく左右されます。レース当日に自宅から出かけると、電車に乗ったり、受付やトイレで並んだりして、1時間も2時間も立ちっぱなしになることがあります。


「走るわけじゃないし、立っているだけなら脚は疲れないのでは?」と思いがちですが、長時間立っていると走るよりも疲れるケースがあります。


走ったり歩いたりしていれば、脚の筋肉の伸縮で血液を循環させる筋肉ポンプが働くので、下半身に疲労物質がたまらずに済みます。しかし立っているだけだと、この筋肉ポンプが働かないので下半身に疲労物質がたまって疲れます。前泊すれば受付も前日に、トイレも当日の出発前に済ませることもできます。また、前泊の隠れたメリットは、効率的なウォームアップができること。トップランナーはレース前に90分程度の入念なウォームアップを行います。全身の毛細血管を開いて血液循環を促し、スタートした瞬間からカラダの隅々まで酸素と栄養素が行き渡る状態をつくっているのです。


でも市民ランナーがレース前にそれほど長時間のウォームアップを行うと、エネルギーや脚の筋力を奪われる心配もあります。そこで利用したい裏技がシャワーです。


レース前に我慢できるギリギリの熱いシャワーを浴びると、熱の刺激で毛細血管が開いて血液循環がよくなります。自宅からだと移動している間にカラダが冷えて毛細血管も閉じてしまいがちですから、現地近くに前泊するからこそ使える裏技です。スタート直後から酸素を運ぶ血液が、ある程度開いた毛細血管を効率よく流れるだけで、相当なアドバンテージです。

(「非常識マラソンメソッド」)



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(2024年)

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(2023年)

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初動負荷トレーニングをしていると体の流れが良くなり、ちょっとしたケガでも治りやすくなります。

 

(2022年)

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自律神経を整えるには、呼吸法が大事になります。

 

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(2018年)

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2014.12.9

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