自分が何か健康な人と違うなと思ったら、まず専門家に聞いてから食生活改善をした方が安心ですね。
「日本人だからこそ「ご飯」を食べるな」から抜粋。
Q:機能性低血糖症で血糖値が低くなってしまうのですが、糖質を控えて大丈夫ですか?
A:機能性低血糖症は糖代謝異常のひとつで、反応性低血糖という呼び方もあります。糖尿病とは異なる病態を示すもので、糖質を摂取した後に「インスリンが出遅れる」もしくは「大量に出すぎてしまう」といった症状による病気です。
これによって、通常100前後をキープしているはずの血糖値が、ひどいときには40を下回ることもあります。強いめまいや頭痛、震えや倦怠感などに襲われ、悪ければ気を失って倒れてしまう場合もあります。
この低血糖症状は、糖質をとらないために血糖値が下がったわけではなく、「糖質を大量にとって急激に上がったことの反発」として起きます。したがって、対策としては「糖質をとらないこと」に尽きると思います。
患者さんは意外に多いにもかかわらず、現時点ではまだ機能性低血糖症は保健適用になっていません。これは、厚生労働省が病気として認めていないということです。医療従事者にもあまり知られていないため、対応できる医療機関もごくわずかしかありません。
症状が出るのは、主に食後3~4時間後。そのぐらいの時間帯に、強いめまいや震えを感じることがあるという方は、専門知識のある医師に診てもらうといいでしょう。
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