健友館こん整体では、こういう生き方をお薦めしているわけです。
「病気にならない生き方」より抜粋。
●40年間、私が死亡診断書を書かなかった理由
胃腸内視鏡の専門医になって約40年がたちましたが、じつをいうと私はまだ一度も死亡診断書を書いたことがありません。眼科や歯科など生死に直結しない疾病を扱う科の医師ならともかく、前ガン、または早期ガン状態である大腸ポリープの切除や大腸ガンなどのシリアスな疾病と日々向かい合っている医師にとって、これはまれなケースといえるかもしれません。
なぜ私が死亡診断書を書くことなく今日までこられたのかというと、患者さんと二人三脚で「健康に生きる」ということに真剣に取り組んできたからだと思います。
医師である私があえて断言しますが、じつは医師がどれほどがんばっても、治療だけでは本当の意味で患者さんを健康にすることはできません。手術や投薬よりも、日々の生活を改善することのほうが、根本的にはより重要なのです。
(中略)
これからは、自分の健康に自分で責任をもたなければならない時代です。
昔は、病気は医者と薬が治してくれるものだと考えられていました。患者は受け身の存在で、医者から出される薬を飲み、黙ってその指示に従っていればよかったのです。
しかし、これからの時代は、国民医療費が、国家予算と比べた場合、その半分近い規模にまで膨れ上がっている現状からしても、個人一人ひとりが「自分の健康は自分で守る」という意識をもち、積極的に健康維持に取り組むことが必要であることはいうまでもありません。
「病気になりたくない……」
人は誰でも、そう思いながら生きています。
また現在、何らかの病気にかかっている人なら、「早く病気を治したい」と切に願っていることと思います。
私はこの本を通じて、「病気にならない生き方」というものを提案しようと思っています。
ところが多くの人は、「そんなことはしょせん無理だ」と考えているのではないでしょうか。でも、私は自信をもって、断言したいと思います。
「病気にならずに天寿をまっとうすることは可能である」と。
もちろんそのためには、これまで続けてこられた食事や生活習慣を大いに改めてもらう必要があります。
(中略)
よく病気になってから、「なぜ、こんな病気になってしまったのだろう」と嘆く人を見かけますが、病気は神仏が課した試練でも罰でもありません。自分が積み重ねてきた日々の悪い習慣の結果なのです。
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