マラソン・ドーピング問題。知識がないと、騙され利用され行き場を無くす。
「月刊陸上競技」より引用。
●ケニアのドーピング・ショック
リタ・ジェプトゥーのEPO陽性問題は氷山の一角か
2014ニューヨークシティ・マラソン4日前の10月29日、国際陸連(IAAF)は女子マラソンの最強選手、リタ・ジェプトゥー(ケニア、33歳)が、9月下旬に実施された競技会外の抜き打ちドーピング検査の結果、尿のAサンプルから持久力向上の効果がある禁止薬物「エリスロポエチン(EPO)」の陽性反応が出たことを公表した。ジェプトゥーはボストン(4月)、シカゴ(10月)の両マラソンをいずれも連勝中。最高峰の都市マラソン6レースと五輪、世界選手権を含むワールド・マラソン・メジャーの2013-14年シリーズの総合優勝が決定していた直後だけに、このニュースはニューヨーク・マラソンを直撃した。
(中略)
筆者は2013年11月、カプサベットのリタの居間でインタビューしたことがあるが、別れ際、「言い寄る男に注意しろよ!」と冗談交じりに話した記憶がある。プリスカ(リタの友人)によると、2014年3月頃からリタの態度が急変し、彼女の部屋に見知らぬ人の出入りが頻繁になり、不自然な態度で接触を避け始めたという。8月、リタはある男に騙されて現金14万ドル(約1700万円)持ち逃げされた。リタは小学校もまともに通学
できなかった貧困層の育ち。ウラウディア(コーチ)は「昨シーズン、彼女は84万ドル(約1億円)ぐらい稼いだろうか。脚力は非凡だが、頭は良いとは言えない。英語もろくにしゃべれない。男性遍歴が豊富で人に騙され、ケミスト(薬局)から高価なEPOを売りつけられて賞金を分配したのだろう」と話す。
(中略)
後日、このケミストは一部の選手がEPO注入する「薬屋」の一つだと判明。ダニエル(コーチの助手)の案内で車内から撮影。危険なので、逃げるようにして現場を離れた。「みんなやっている」と口説かれ、サプリメント服用からEPO、ステロイドなどにエスカレートするのが典型的なパターンだ。ケニア国内でEPOの販売、購買の法的な規制はなく、野放し状態だ。法の弱点に目をつけた「ケミスト」らが、無知な選手に高いパフォーマンスを求め、賞金獲得に「ショートカット」(近道)を勧める。
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