肺気腫という病気になる人は、ほとんどが喫煙経験者です。
今回の肺気腫の患者の勘違い振りに驚きました。やはり自分の身は自分で守る、自分のことは自分で勉強すべきですね。
「肺気腫」から抜粋。
質問:58歳、男性、肺気腫よ検診で診断された
私は昨春の集団健康診断で肺気腫と診断されました。肺の30%ほどが機能していない、とも言われました。中学生のころからタバコを吸いはじめ、50~60本を吸うヘビースモーカーでした。現在の症状は、速足で歩くとやや息切れします。会社の階段なども3階くらいまでは、ゆっくりならなんとかエレベーターを使わずに上下できます。現在は禁煙しております。お尋ねしたいのは、禁煙しても、加齢に伴い症状が悪化するのでしょうか。肺気腫の患者は酸素欠乏症のため睡眠が浅く、所謂「ナルコプシー」になって昼間に眠たくなる、のだそうですが、そうなのでしょうか。これの治療法はあるのでしょうか。睡眠時無呼吸症候群も疑われますが、年齢は来る8月25日で満59歳になります。体型は肥満型で、身長163cm、体重81kgもあります。痩せると、背筋や胸筋が衰えて病状が悪化する、と言うことを聞きました。そういえば、会社の先輩や別の新聞記者で肺気腫だった人はともに痩せ形でした。私はもともと肥満型ですが、高蛋白食を努めてとるようにしています。こうした努力をしても、やはり「加齢」に伴う機能低下は逃れようがないのは承知しておりますが、酸素ボンベを引きずりながらの生活になるのでしょうか。胸筋や背筋、腕の筋肉などが衰えないよう、ほぼ毎日ダンベル体操をしております。なんとしても、ボンベを引っ張った生活だけは避けたいと念じます。
回答:健康診断で肺気腫と診断されたということですが、呼吸器科で肺気腫に関する精密検査が必要です。精密呼吸機能検査、胸部CT検査などで、現在の肺気腫の状態を正確に診断する必要があります。禁煙は、肺気腫の治療に最も重要です。禁煙すれば、肺気腫の進行は停止します。加齢により肺機能は低下しますが、著しいものではありません。肺気腫では睡眠時無呼吸にはなりませんので、昼間の眠気は他の原因と考えます。肺気腫では痩せてくる患者さんがほとんどです。栄養状態のコントロールが重要です。いずれにしても、病院での精密検査を受けてください。
太りすぎていて、肺気腫以外も心配した方が良さそうな。。。。
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