●気分転換にはコーヒーが欠かせません
オフィスなどにいると一日中コーヒーを飲んでいる人をよく見かけます。カフェインは気分転換には最高ですし、僕も朝の一杯のエスプレッソをこよなく楽しみにしています。
でも、カフェインを摂る時間帯にはくれぐれもご注意を。カフェインは別名ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を促します。そもそもコルチゾールの分泌量のピークは朝。そこから徐々に数値が下がって、夜の眠りにつく頃には分泌がほとんど止まります。というのも、コルチゾールは眠っている体を目覚めさせるスイッチの役割をしているから。それこそ朝にカフェインを摂るのはまったく問題ないのですが、時間帯によっては体に悪影響を与えてしまいます。それは午後3時以降。実はこのコルチゾールが出ている間は、大事な若返りのための成長ホルモンの分泌が抑えられてしまうのです。
成長ホルモンは、体のほとんどを構成しているたんぱく質の新陳代謝をスムーズに行う手助けをしていて、皮膚や髪の若さを保つうえでも重要なホルモンです。成長ホルモンは夜の睡眠中に集中的に分泌されるので、血中のコルチゾールの数値が下がるまで約9時間かかることを逆算すると、午後3時以降はカフェインの摂取を控えるべき。特にカフェインを一日中摂っているような人は気をつけて!睡眠中の成長ホルモンを出さないようにしているばかりか、コルチゾールを分泌する副腎が疲弊して、アドレナリンなどの活動に大切なホルモンの分泌が抑えられてしまうのです。
特に男性より女性のほうがカフェインが体に溜まりやすいと言われていますから、午後になったら、なるべくカフェインの入っていない飲み物に替えるように心がけましょう。
(「老けない人はやめている」)
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