●アセスルファムKは肝臓や免疫にダメージをあたえる
アセスルファムK(カリウム)は、砂糖の約200倍の甘味があるとされ、日本では、2000年に使用が認可されました。現在、コーラ、缶コーヒー、紅茶飲料、サイダー、乳酸菌飲料、プリン、ゼリー、ガムなど数多くの食品に使われています。
アセスルファムKは、環状の化学構造をした物質で、ひじょうに安定しています。そのため、人間が摂取した場合、消化酵素で分解されることがありません。しかも、分子量が小さいため、消化管からそのまま吸収されて血液中に入り、肝臓を経由して、全身にグルグル回ることになります。代謝されることはなく、エネルギーとはなりませんから、ゼロカロリーなのです。
しかし、アセスルファムKも、アスパルテームと同様に動物実験で危険性が示唆されています。イヌにアセスルファムKを0.3%と、3%含むえさを2年間食べさせた実験で、0.3%群ではリンパ球の減少が、そして3%では肝臓障害の際に増えるGPTが増加し、さらにリンパ球の減少が認められたのです。
これは、アセスルファムKが肝臓の細胞に影響して、それに障害をもたらしたことを示唆しています。また、胸腺や脾臓などのリンパ球を育てる臓器に悪影響をもたらしたことを示唆しています。つまり、肝臓にダメージをあたえ、また、リンパ球を減少させて、免疫力を低下させる可能性があるということです。
このほか、妊娠したラットにアセスルファムKを投与した実験では、胎児への移行が認められています。ですから、妊娠した女性が摂取した場合、胎児に対して影響が出ないのか心配されるのです。
(「がんになる29の添加物を食べずに生きる方法」)
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