●骨粗鬆症予防に乳製品を摂っています
多くの方が勘違いしているのが、牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品が「骨を強くする」と思っていること。牛乳をそのまま飲むのはもちろんのこと、コーヒーにミルクを入れたり、料理にも生クリームやチーズを使ったり、特に女性はお通じをよくするために、ビフィズス菌入りなどの機能性ヨーグルトを毎朝摂っている方もたくさんいらっしゃいますよね?
しかし実は乳製品を好んでよく食べるヨーロッパや北欧では”骨の老化現象”である骨粗鬆症の人がとても多いのです。それはなぜでしょう。体の中のカルシウムの99%は骨と歯に集中していますが、乳製品に含まれる陰性イオンのミネラルが増えると、体の中のバランスを保とうとして陽性イオンであるカルシウムを骨から放出して中和しようとするからです。
つまり乳製品を摂りすぎると、骨を作り出すよりも骨が溶け出すスピードのほうが速まるため丈夫な骨を作るカルシウムが足りず、その結果、弱いスカスカの骨しかできなくなってしまうのです。そう、骨を丈夫にしようと毎日欠かさず摂っていた乳製品は実は逆効果!
ハーバード大学の研究によると、毎日コップ2杯以上の牛乳を飲むグループと、1週間にコップ1杯未満の牛乳しか飲まないグループを12年間にわたって調査したところ、両者の骨折率は変わらなかったことから、牛乳には骨折を防ぐ効果がないこともわかっています。”骨のために乳製品がいい”という考えは、今すぐ捨てましょう。
(「老けない人はやめている」)
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