●肌にいいと聞いたので炭酸水を飲んでいます
最近、炭酸水は便秘解消や疲労回復、美肌効果があると言われて人気ですよね。コンビニなどでもさまざまな種類の炭酸水が手軽に買えるので、積極的に飲んでいる女性が増えていると聞きます。決して炭酸水が悪いということはありませんが、覚えておきたいのは炭酸水は酸性食品であるということ。酸性食品とは、いわば体を酸化させてしまう食品のことで、火を通したものや加工された食品など、私たちが毎日口にするほとんどの食べ物は酸性食品に分類されます。
では、酸性食品の何が問題なのでしょう。実は体は酸性とアルカリ性のバランスを保つために、血液中のpH値を7.3~7.4に維持するように働いています。非常に微妙な数値ですが、pHバランスがほんの少しでも狂うと重大な病気や命に関わる場合もあるため、体はこの数値を必死で守ります。しかし、食事が酸性食品に偏ってしまうと血液中のpH値が酸性に傾き、体は血液のピンチを救おうとしてアルカリ性である骨のカルシウムを利用してpHバランスを保とうとするのです。つまり、酸性食品ばかりを摂っていると、どんどん骨がもろくなってしまうことに!
ただでさえ現代人の食生活は、火を通した食品や加工食品の摂取などで酸性に傾きやすいわけですから、わざわざ酸性食品である炭酸水を、選んで飲む必要はありませんよね。
それよりも手軽に摂取できるアルカリ性食品として、アルカリ性の水を上手に取り入れるほうが体にはずっといいのです。ミネラルウォーターの中でもpH値8.0以上のもの、またはアルカリイオン水などがおすすめです。普通の水でもレモン汁を加えて飲めばアルカリ性が高まって効果的なので、僕も実践しています。せっかく美容と健康のために水を飲むなら、ぜひアルカリ性の水を選んでみてください。
(「老けない人はやめている」)
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