●よくかんでゆっくりと食べることも大切
野菜から食べるようにすると、野菜をとる量が増えます。野菜には食物繊維が多く含まれているので、野菜をたくさん食べるようにすると、自然とよくかんで食べるようになります。
この「よくかんで食べる」こともとても大切です。
先ほど、野菜から食べる健康法をご紹介しましたが、せっかく野菜を先に食べても、よくかまず、早食いをしてしまうと、血糖値が上昇しやすいことがわかっています。血糖値の急上昇を抑えるためには、野菜を食べ始めてから10~20分経ってから炭水化物を食べるようすすめられています。
おそらく、よくかまずに早食いすると、野菜の食物繊維が腸に届く前に、炭水化物もいっしょに送り込まれてしまい、ブドウ糖や脂質の吸収を抑制する効果が落ちてしまうのでしょう。実際、早食いの人ほど太りやすく、血糖値が上昇しやすくなっているので、よくかんでゆっくり食べることを忘れないようにしてください。
早食いの人が太りやすいのは、食べるスピードが速すぎて、おなかがいっぱいになったと感じる前に食べ過ぎてしまうからです。
食事をするときには、必ず20~30分以上時間をかけて食べるようにしましょう。ゆっくり食べていると、満腹中枢に刺激が伝わりやすく、きちんと、食べている最中に「おなかがいっぱいになった」という刺激が伝わり、自然と食べ過ぎ予防につながります。
ほかにも、よくかんで食べると脳が刺激され認知症になりにくいという研究結果もあります。
ボケ知らずの若々しい脳を保つためにも、よくかんで食べる習慣をつけましょう。
(「砂糖」をやめれば10歳若返る!)
コメントをお書きください