むし歯の治療をしたら…

銀歯が取れた私。。。。むし歯になったら救われないw(だいたい休みに入るとなるorz)

●むし歯の治療をしたら…

 

むし歯になってしまったら、むし歯が広がらないように完全にむし歯を取り除いてから、詰めたり被せたりします。歯の中にある神経(歯髄組織のこと)までむし歯が達してしまうと、感染した神経を取って根の治療をすることになります。そして失われた歯の部分が大きいほど、歯の寿命も短くなっていくのです。

 

現代の歯科医療においては、どんなに良い治療を行なっても、むし歯になる前の元どおりの状態に戻すことはできません。そして人工物を詰めたり被せたりしている以上は、治療した部分が完全に自分の歯と一体化するということも起こりえません。自分の歯と人工物の継ぎ目の部分はどうしても弱いですから、定期的にチェックする必要があります。

 

最近では歯科材料も進化し、接着技術が向上しているものの、経年による劣化は免れることはできません。この現実をみるにつけ、むし歯をつくらないことがいかに重要であるかを実感するわけですが、現在用いられている歯科用接着剤の耐用年数は、およそ10年といわれています。10年経ったら必ず作り直しになるというわけではありませんが、詰めものや被せものがどんなものであっても、人工物である限りは劣化していきますから、定期的にチェックし、メンテナンスする必要があるのです。

 

そして神経を取って根の治療をした歯もまた定期的なチェックが必要です。むし歯になって歯が痛くなるのは、この神経の部分が刺激されて痛みを感じるからです。ですから歯の神経を取ってしまうと、痛みを感じなくなります。ところが神経がなくなってしまうと、新たにむし歯が広がっていったとしても痛みを感じないために、本人は気づかないまま悪化してしまうことが起こりがちです。また根の治療の際の根管の消毒や根管充填に不備があると、治療後しばらく経ってから根の先の骨の部分にばい菌の巣ができてくることがあります。このようなばい菌の巣のことを、「根尖病巣」といいますが、根尖病巣は一般的に症状が出にくく、本人が気づかないままに拡大し、悪化していくことが多いのです。ですから根の治療をした歯に関しては、定期的に問題がないかどうかレントゲン撮影を行って確認する必要があります。

 

むし歯の治療後は、治療箇所や治療範囲、修復方法によって差はありますが、おおむね6ヶ月から1年おきのメンテナンスを必要とします。

 

治療のために歯科医院を選ぶときには、治療の善し悪しのみならず、治療終了後の定期的なメンテナンスまで考慮したうえで選ぶべきです。

 

メンテナンスは保険適応外であり、また治療の状態の記録がなければ適切なメンテナンスを行なうことができませんから、メンテナンスは必ず歯科治療を受けたところで行なうようにしてください。保険外診療でメンテナンスのためのメニューが存在しない歯医者は、やったらやりっぱなしの歯医者だということです。

(「歯医者が虫歯を作ってる」)

      健友館整体術

健友館こん整体
院長:  今  晋

   (こん すすむ)

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