輸血の医学

●輸血は害が多い間違った医学ではないか

 

多くの患者にとって、「輸血は益となるより害となる可能性がある」との研究結果が、2007年10月8日発行の米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された。研究を発表したのは、ノースカロライナ州デューク大学医療センター。

 

研究によると、輸血が害となるのは、保存血中の窒素酸化物が採血後3時間以内に失われてしまうことが原因だという。同大学のジョナサン・スタムラー教授は「輸血が患者にとって有害となる可能性があるという問題は、米医療界が直面する最大の問題の一つだ」と指摘する。近年の研究で、輸血を受けた患者の心臓発作、心不全、脳卒中などの発生率が高く、死に至る場合もあることがわかっていたが、その理由を特定したのはスタムラー教授の研究が初めてである。

 

また、「輸血は、患者ではなく、医師に左右される」と、医学誌の「アクタ・アネステシオロギカ・ベルギカ」は述べている。

 

「心臓、血管、産婦人科、整形外科、泌尿器科の大手術は、血液や血液製剤を用いることなく成功裏に行なえる」と、D・H・W・ウォン医師は「カナディアン麻酔ジャーナル」で述べている。

 

無輸血手術の利点の一つは、より質の高い医療が促進されるということだ。「出血を防ぐうえで最も重要なのは外科医の技術である」と、オハイオ州クリーブランドの外科主任ベンジャミン・J・ライクスタイン博士は述べている。

 

無輸血手術のほうが、速く、清潔で、安価で、術後の治療費を節約し、治療期間を短縮できる例が多い場合があるというのだ。こうした点は、世界中で現在180ほどの病院が無輸血治療の専門プログラムを導入している理由のほんの一部にすぎない。その一例は、心臓血管外科医のデントン・クーリーである。クーリーが率いるチームは27年間で663人のエホバの証人に無輸血の開心術を行なった。その結果、輸血なしで心臓手術を成功裏に行なえることを証明した。

 

また日本でも八木田旭邦医師などが輸血について批判している。彼らは臨床や実験などで輸血血液の有害性や発ガン性や生存率などを啓蒙している。

(「医学不要論」)

 

 

 

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