人間はまず46種類以上の必須栄養素をキチンと摂取することが大切です。
人間の体を桶に例える(ドベネックの桶)
(19世紀の有機化学者リービッヒの最小率)
「桶(おけ)」は板が合わさってできています。
これを栄養素の板に置き換えてみましょう。
①「桶」として本来の機能を働かせるには、全体の板のバランスが取れていなければ、桶いっぱいの水は汲めません。
②せっかく摂った栄養も、1つでも満たされていないものがあると、そこのレベルでしか水(栄養)は満たされず、水はあふれ、他の栄養素がムダになってしまいます。
③例えば不足しやすい栄養素(鉄分やカルシウムなど)を、単独で大量に長期間摂ると、かえって全体のバランスを崩すことになります。
■体は常に一番良い状態になりたがっています。
すべての基本(ベース)は、必須栄養素、特にビタミン・ミネラルを過不足なく含んだ食品を摂取し、全体の栄養素の底上げをすることが大切です。
理想に近い食事を実現しても、今の野菜は、栄養素である「ビタミン・ミネラル」が少ないという現状!
戦後60年間で、多くの野菜の栄養分が、大きく変化しています。
その原因は化学肥料や成長促進剤や農薬の使用、排気ガス混じりの酸性雨などで、土壌の成分がすっかり変わってきてしまったことにあります。もともと火山灰の土壌のために、カルシウム分が少ないところに加え、土壌中のミネラルがうすれてきているのです。
仮にホウレン草を、60年前のつもりで100g食べたとすると、今ではその10倍の1000g以上食べて、やっと普通並みのビタミンAを摂取できることになります。
●1日30品目を目指し、理想的な食材を使って、手間ひまかけた食事を実現したとしても、今の野菜は、昔と同じ野菜の形はしているが、環境の変化(温室育ち、促成栽培、化学肥料、農薬、酸性雨など)により栄養的に満たされていないというのが現状のようです。
●健康食品・サプリメントで不足を補うには、栄養について正しく理解して、正しい健康食品・サプリメントを使う必要があります。
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