◆ビタミンCはスポーツ選手が積極的に摂取したい栄養素
運動が抗酸化作用を強化する可能性もあることが解明されつつある現在では以前のように運動が寿命を短くすると言った見解がなされることは少なくなってきている。
しかしやはりスポーツ選手の場合は活性酸素にさらされる機会が多くなることも事実であるため、運動を習慣的に行なっていく為にはより積極的な活性酸素対策を行なっていく事が重要となってくる。
尚、活性酸素を除去する抗酸化作用をもつ最も代表的な成分は「ビタミン類」である。
中でもビタミンCは抗酸化作用をもたらす成分の代表であり、スポーツ選手にとっては運動を続けていく以上は欠かすことの出来ない栄養素のひとつであると言える。
特に喫煙者は喫煙によって体内のビタミンCが大量に消費され、かつ煙草からも活性酸素を取り込むことになるため、運動時は通常時より多くのビタミンCを補給しておくことが大切になる。
尚、ビタミンCを効果的に摂取するには生食品から摂取するように心がけると効率良くビタミンCを摂取することが可能となる。
これはビタミンCが水溶性ビタミンである為に加熱調理を行なうとビタミンCの損失が大きくなる為である。
調理法としてはボイル系がベスト、次いで揚げ物も短時間で調理できる為、ビタミンCの損失が意外に少ないので理想的である。
ビタミンCを多く含む食材としてはブロッコリーや赤ピーマンなどの野菜類、そして果物類ではアセロラや柿、レモン、みかんなどが含有量の多い食品の代表である。
運動前にビタミンCの補給が難しい場合はビタミンCサプリメント等を状況に応じて効果的に活用しながら体内の抗酸化物質不足を発生させないように心がけると良いだろう。
尚、ビタミンCに限らず全てのビタミン類はアミノ酸などと異なり体内で生成することが一切できない為、全て食品類から毎日摂取することが求められる。
油に溶ける脂溶性ビタミンは一定の貯蔵がきくが、水溶性ビタミン類は必要量以上摂取した場合は尿として体外に排出される特徴がある点も把握しておこう。
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