楽に長く走りたくてフクラハギが太くならないかな~と思っていると効果が逆だったりする(笑)
走り方 足の形が語る
「足の速い人は脚が細い」というイメージがあるが、実際のところはどうなのだろうか。世界選手権などを見ればわかるように、トップランナーに脚の太い選手はまずいない。
しかし、もちろん細ければいいというものではない。効率的な走り方を身に付けた速いランナーの脚には、付くべきところに必要な筋肉が付いている。いい走り方をしていれば、そのために必要な筋肉が自然に発達する。
どうやら脚の形を見れば、速さがわかるらしい。
▼接地時間の長さ影響 筑波大スポーツR&Dコア研究員の吉岡利貢さんらは、日本の男子長距離のトップ選手18人の体力測定を実施し、さらに磁気共鳴画像装置(MRI)で腹部、太腿(もも)、ふくらはぎの筋の断面積を算出し、その関連性を調べた。
その結果、ふくらはぎの下腿三頭筋(かたいさんとうきん)の断面積が大きい選手ほど、「走りの経済性」(換気量、酸素摂取量、二酸化炭素排出量などから算出)が低いことがわかった。
つまり、「ふくらはぎが太い人ほど、ある一定の速度で走るために、より多くのエネルギーを必要としている」という結果が出た。吉岡さんは「ふくらはぎが太いから経済性が悪いのではなく、悪い走り方をしているから太くなったのでは」とみている。
下腿三頭筋は誹腹筋 (ひふくきん)とヒラメ筋に分かれている。詳しく調べると、誹腹筋の大きい選手ほど走りの経済性が悪く、ヒラメ筋の大きさと経済性の関連性はなかった。これは、2つの筋がどこに付いているかの違いからくるものだという。
ヒラメ筋はひざ下に付いているので、ひざの曲げ伸ばしにかかわらず、足が接地している間は常に使われている。一方、腓腹筋はひざ関節の上まで伸びて大腿骨(だいたいこつ)に付着している。そのため、ひざを伸ばすと強く働き、曲げると働きが弱まる。
よって、接地時間の長さ、足を地面から離したときのひざの角度によって、腓腹筋の発達具合が変わってくる。吉岡さんは「ひざが伸びるまで、足首で蹴り続けると、腓腹筋が使われる時間が長くなる。
つまり、接地時間が長く、足首を使って蹴る人は腓腹筋が大きくなる」と話す。体の中心から遠いところに重いものが付けば、脚は振り回しにくくなる。
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