使わないと筋肉は落ちていく~
引用)
不安定な二足歩行に進化した私たち人類は負担のかかる足腰の痛みの問題を避けることはできません。足腰が痛くなると、体を動かすのが面倒になり、筋力が弱くなります。筋力が弱くなると、転倒するリスクが増えます。骨折すると、高齢者の場合は寝たきりにつながる可能性があります。
前方への転倒は筋力の低下で、後方への転倒はバランス能力の低下によって起こるといわれます。80歳のバランス能力は成人の3割程度しかなく、転んで倒れるリスクが高まります。
このリスクを軽減するには筋力強化とバランス訓練が重要です。
筋肉は、持久力が強い赤筋(遅筋)と瞬発力が強い白筋(速筋)に分けられます。転倒予防には両方の筋肉の強化が必要です。疲れて転倒するのを防ぐには赤筋を鍛え、つまずいたときに踏ん張ったり、支えたりするには白筋を鍛えます。
筋肉は適度に使えば発達し、使わなければ退化します。白筋は老化とともに萎縮しやすく、特に鍛える必要があります。継続して筋肉を強化し、転ばぬ先の“脚のつえ”にしましょう。(日本柔道整復師会 森川伸治)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131105/bdy13110508480000-n1.htm
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