高齢者の転倒対策は大変です。なんたって転倒するまで「余計なことするな!」「邪魔だ!」とか言われちゃうんですから(笑)
腰椎の骨折は思ったより動けなくなります。
脊椎の圧迫骨折(あっぱくこっせつ)
高齢者がドシンと尻もちをついて転倒すると、圧迫骨折を起こすことがあります。65歳以上の高齢者では、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が進んでいることが多いので、圧迫骨折もたいへん危険です。圧迫骨折では転倒の際に特に背中を強打するということで起こるのではなく、弱くなった関椎骨に体重が加わることでつぶれるように骨折するのです。
圧迫骨折が起こると、骨折部が安定して痛みが軽快するまでおおよそ半年はかかります。この期間は高齢者にとってたいへんな心身の負担になることは、容易に想像できるでしょう。長く立つことができなくなるため、料理をすることが困難になります。骨粗鬆症は高齢の女性に多く、したがって転倒による圧迫骨折も女性に多くなりますので、調理を含めたさまざまな家事に支障がでます。
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