4.とにかくヘム鉄=肉・魚をしっかり食べよう
タンパク質を一緒にとることが大事
体型を気にして無謀なダイエットをしたり、忙しいからといってバランスの悪い食事をしていませんか。
心と体の健康は、バランスのよい食生活から生まれます。美容も同様で、鉄分不足の解消には、積極的に鉄分を多く含む食品を食べることが第一です。鉄分は肉類や魚類、野菜類に含まれますが、体内に吸収されやすい性質のものと、そうではないものがあるので覚えておきましょう。
鉄分にはヘム鉄*1と非ヘム鉄*2の2種類があります。肉類や魚類など動物性食品に含まれるものをヘム鉄、野菜や果物などに含まれるものを非ヘム鉄といいます。
違いは体内への吸収率にあり、ヘム鉄は10~30%、非ヘム鉄は5%以下。食品でとる場合は、より吸収されやすいヘム鉄を食べるようにしましょう。だからといって、野菜を食べる必要がないわけではありません。鉄分が体に吸収され、利用されるには、ほかのビタミンやミネラルも必要になりますから、かたよらないでいろいろな食品を食べるようすることが大事です。
タンパク質の多い食品はとくに重要です。その食品が鉄分を含むだけでなく相乗効果による働きもあるからです。それは、体内で鉄分が利用されるときには必ず、タンパク質と結合して運ばれているからです。タンパク質を多く含む肉類や魚類はもちろんのこと、卵や乳製品、豆腐や納豆などの大豆食品もメニューに取り入れてください。
*1 ヘム鉄・・・動物性食品に含まれる鉄分で、有機鉄と呼ばれる。体内への吸収率が高いのが特徴。
*2 非ヘム鉄・・・植物性食品に含まれる鉄分で、三価鉄と呼ばれる。消化・吸収されにくい性質がある。
☆☆ビタミンCと一緒に食べると吸収率がアップ
もともと鉄分は吸収されにくい性質がありますが、ビタミンCと合わせてとると吸収率が高まります。肉料理にレモンをしぼったり、食後に果物やフルーツジュースを食べたりするのがおすすめ。レバニラ炒めなどは、鉄分の多いレバーとビタミンCを含むニラが一緒にとれるので、鉄分補給面では利にかなったメニューといえるでしょう。
http://www.bikiniclinic.net/kirei/2010/02/02tetsubun04-01.html
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