腰痛に長年苦しめられていたというのが、長野オリンピック金メダリストの清水宏保さん(39歳)です。並み居る競合と戦うためのハードな練習で疲労がたまり、ついには「椎間板ヘルニア」と「腰椎分離症」も併発。数々の治療院などに通ったものの、腰痛は一向に改善しません。
そんな清水さんは、さまざまな試行錯誤の末「ある痛みの改善方法」にたどり着きました。清水さんの腰痛を改善したのは「お尻のマッサージ」なのです。
【清水宏保の「腰痛改善マッサージ」】
日本人はお尻の筋肉がないので、腰周りのバランスが崩れて腰痛になりやすいのです。しかも、お尻は腰の神経の通り道でもあるとともに、下半身・上半身の血液が滞るポイントでもあるのです。お尻は神経が集まる交差点なので、お尻をほぐして血流がよくなると、痛みが和らぎ代謝も上がります。
その際に使用するのが「ボール」です。テニスボールやカラーボール、野球のボールなど、気持ちいい硬さと大きさを選びます。
ボールを、腰骨のボール1個分上に当てながら横向きに寝ます。その状態で小刻みに揺れながらお尻を刺激するのです。ボールを当てるポイントは、自分で動きながらツボを探します。
このとき、痛みを感じる場合は「コリ」があるということ。痛い人はゴムボールなど柔らかいボールを使って刺激するとよいでしょう。
さらに、このマッサージをすると下半身の血流も一気に流れ出すので、足先などの末端が温まります。すなわち、冷え性などにも効果があるというわけです。
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