ケトン体とは
脂肪が身体の中で分解されてできるものです
難病の小児てんかんでは
ケトン食療法として
発作を抑えるということがわかっています。
ケトン食療法は
糖質制限食以上の総摂取カロリーの75~80%が脂質という
超高脂肪食です。
ケトン体がブドウ糖に代わるエネルギー源として利用されることに、
その名前が由来しているそうです
脳をはじめとする(赤血球以外)
人体のほとんどのエネルギー源としてケトン体が利用されます。
脳の唯一のエネルギーは「糖」というのは
事実ではありません
ケトン体と糖の両方が使えるのです
一般的な食事をしている場合
糖質摂取後3~4時間までは
心筋・骨格筋の主たるエネルギー源はブドウ糖
それ以降は(次に糖質摂取をするまで)
心筋・骨格筋・脳などのエネルギー源は
<脂肪酸-ケトン体>に切り替わっていきます。
睡眠時とか、
日中でも空腹時は、心筋・骨格筋の主たるエネルギー源は
実は、糖ではなく<脂肪酸-ケトン体>になっているということです
完璧に糖質制限食を
実践すると・・・
常に脂肪がケトン体としてどんどん使われることになります
身体は脂肪によって、正常に動くのです
また、糖質制限食に切り替えると
尿中のケトン体の値が増えるそうで・・・
それは、心筋・骨格筋で利用しきれなかった分が
尿から排泄されるようです
体臭が変わったりするらしいですが
(私はゆるゆる糖質制限なのでわかりませんでした)
3ヶ月ぐらい経つと、
心筋や骨格筋や体細胞のケトン体利用効率がよくなり
腎臓の再吸収も高まるので、尿中ケトン体は陰性になるそうです
糖質制限食を実践すると・・・
マラソンのスタート時から
「脂肪」が使われるので
乳酸を溜め込むことなく走れます
途中で食べ物を補給しなくても
体内に蓄積している
大量の脂肪が使えるので
スタミナも切れません
最後のラストスパート時に
筋肉のグリコーゲンをしっかり使えます
戦国時代
食べることもままならぬ中
戦えたのは「脂肪」のおかげということですよね~
長期戦には
脂肪がおすすめのエネルギーです
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