生きているとは運動しているという事ではないかと思う。何かが流れている間は生きているけれど、その流れが止まってしまうと生きていない。もう少し大きな話をすれば地球全体が太陽のエネルギーを受け、昼と夜があり、夏と冬がある。海が蒸発し雲が出来て雨が降る。大きな流れがそこにある。
競技人生の終盤、スランプとは滞る事だなと思っていた。自然に体が連動し流れていけば出るはずの力がどこかに力みがあったり、どこかの連動がうまくいかないと力が出ない。視野を広く見ればいいのに、狭く見たり、固執してしまう。スランプを抜ける時にはどこが滞っているかを知り、どう解消するかが大切だったように思う。
意図している私達を包み込んで更に大きな流れというものがあって、結局その流れには逆らえない。人間もまた地球の大きな還流の産物であって、その産物が四苦八苦しながら走り、滞り、また流そうとする。小さな存在の小さなあがき(為末大)
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