近頃、脱法ハーブの問題が取りざたされています。日本政府も脱法ハーブについて規制を強化しましたが、はっきり言ってすぐに化学式を変えることができるため、いたちごっこでしかありません。すべてのハーブやドラッグを中止するしか本来解決の道はないことです。すべてのドラッグに何の安全性もありません。ちなみに大麻は複雑な構造を持つ植物ですが、これを理解するのはニホンジンには無理なのでここには記載しません。
非常に有名な脱法ドラッグに「クロコダイル」があります。「クロコダイル」はアヘンの3倍、モルヒネの10倍強力といわれ、その割に容易に手に入れることができるため社会問題化しています。このドラッグは体を腐らせるということで話題になったドラッグであり、ヘロイン以上に強力な物質であり、使ってしまえば依存により1~2年生きればせいぜいかもしれません。まさにゾンビ製造機です。
ロシアの連邦麻薬流通取締局が昨年11月に発表した推計では、常習者は10代や20代の若者を中心にロシア国内で 25万人(薬物常習者の総計は 250万人と推計)とされていますが、実際は
120万人以上の中毒者が存在すると言われています。実際的に、中毒患者と認定される方の実に9割以上が「クロコダイル」摂取者であるのが実態です。私はこれがロシアに広がったことには「きちんとした理由」があると推測しています。
もう一つ有名な脱法ドラッグが「バスソルト」です。べつにこれはお風呂に関係するわけでも塩に関係するわけでもありませんが、その名前の感じから容易に手を出しやすくなっています。「バスソルト」は、さまざまな化学物質を含有し、LSD、エクスタシー、PCP、コカイン及びメタンフェタミン(meth)などの薬物作用を併せ持っています。これも使用すると危険なことになります。シティーハンターのエンジェルダストといえば、マンガ通ならご理解いただけることでしょう。
日本で起こっている犯罪の多くは実際薬物がらみです。精神薬がその筆頭ではありますが、その他のさまざまなドラッグやゲートウェイドラッグが原因となっています。このような薬物が広まりを見せる真の意味について、ほとんどすべての人は理解できてはいません。それは大麻であっても同じであり、大麻擁護論が持つ真の意味ももちろん誰も気づいてはいません。
どのような薬物も人類には不要な物質であり、その原理をもう一度確認することが重要なのです(内海聡)
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